今月の満月は９月２日だった。もう２日も過ぎてしまった。いわゆる立待月である。しかし月の出は１９３２だし１時間くらい月丼を狙ってこよう。そんなわけで東京の東側まで出掛けてみた。しかし調布を出た時は東の空は晴れているように見えたがいざ到着してみたらカミナリがピカピカ光って月丼どころじゃなかった。ああ、こりゃダメだ。幸いカミナリ雲まで距離があるようで雨も降ってない。じゃあイナヅマを撮ってみようとカメラをセット。しばらく頑張ったが上手いこと写らない。もういいや。帰ろう。カメラを片付けてコンビニで買い物をしてさあ帰ろうと思ったら何か飛んでった。
もう２０時半を過ぎてるのに？ＦＲ２４を見てみると東京消防庁のＪＡ７１ＫＴ「こうのとり」だった。伊豆諸島から患者さんを運ぶのだろうか。ちょうどお腹も減ってきたし軽くご飯を食べて待っていれば帰ってくるだろう。月丼狙いだったので三脚もレリーズも夜撮セットは揃っている。待つこと１時間半。２２時少し前に「こうのとり」が帰ってきた。羽田方面から暗い海の上にライトを反射させながら帰ってきたのを見た時、ちょっと涙が出そうになった。こんな風に頑張っている人たちのおかげで安心して暮らせている。その事実を忘れずに生きていこうと思う。本当にお疲れさまでした。
