6年ぶりの海上保安庁観閲式である。乗船券などもちろん無い。応募すらしていない。どこか陸上から見られるところはないのか。同じことを考える人はいるみたいでヤフー知恵袋に同じような質問が上がっていた。ベストアンサーは「陸上からは見えません」であった。しかし「海上保安庁観閲式 海ほたる」で検索してみると海ほたるから見た人のブログがある。船は見えなさそうだが航空機は海ほたるを目印に飛ぶので見られるらしい。それならば行ってみよう!と出掛けてみた。
観閲式は14時から15時までの1時間。海ほたるの駐車場が渋滞して入るのに時間がかかる場合を想定して13時頃到着を目指す。12時45分頃到着。5階のデッキへ。天気が良くない。まあ雨の予想が外れて曇りになっただけラッキーだ。陸地は霞んでいる。
海ほたるからは天気が良ければ東京スカイツリーなど陸地は見えるらしい。それなら観閲式に参加する船も見えそうなものだ。300ミリのレンズに2倍のテレコンをつけて600ミリ。APS‐Cのカメラだからその1.5倍で900ミリ。これで2倍のクロップをすれば1800ミリ。最後にトリミングしてやれば何とかブログに載せられる写真になるのでは。というのが皮算用だった。
13時を過ぎた頃から羽田基地を上がったヘリコプターが海ほたるをヒットして待機空域へ飛んでいく。その頃カメラは船用に三脚にがっちり固定していたので写真は撮れなかった。そして14時を過ぎて観閲飛行を終えた固定翼機グループが帰ってきた。これが撮れなかったのが今日最大の失敗。300ミリの手持ちにしてヘリコプターを待つ。もともとヘリコプターの日記なんだから船なんかに色気を出さず始めからこうしとけば良かった。これが浮気の代償というものなのだろう。
固定翼機はいっぺんに帰ってしまったがヘリコプターは観閲飛行の後の訓練展示にも参加するのでバラバラに帰ってくる。ほぼすべての機体が海ほたるの近くを飛んでいった。十分に撮影できる距離だ。
パンフレットなどによると海保からヘリコプター7機、固定翼機5機。関係機関からヘリコプター5機。それ以外に報道ヘリが3機飛んでいたと思う。関係機関の5機はたぶん東京ヘリポートからだったようで海ほたるからは影も形も見えなかった。海保のヘリコプターは行きも帰りも海ほたるの近くを飛んでいった。
今、パンフレットを見てみたら「いぬわし」の予定が「あきたか2号」に変更になっているようだ。レジが違うのに「あきたか」が2機いると思ってビックリした。PLH32「あきつしま」に搭載される2機は両方「あきたか」なんだ。
今日と明日の2日間、たった1時間だけの観閲式のために日本全国から船と機体を集めるわけだからやっぱり大変なことなのだろう。事前訓練もやらなければならないし。6年ぶりという重みを良く考えなければならない。
そんなわけで曇天バックではあったが海保の7機のヘリコプターをすべて撮影できたので良しとしよう。明日(5月20日(日))見に行く方の参考になれば幸いです。取り急ぎ。